これまでの3回のタイ訪問を通じて、スコータイからアユタヤ、そしてバンコクへと連なるタイ王朝の歴史を、クメールとのかかわり合いも含めて概観してきました。そこで今回は「もうひとつのタイ」、北タイに13世紀から20世紀まで独自の歴史と文化を育んできたラーンナータイ王国の故地・チェンマイを訪ねることとしました。また帰国当日は、バンコクから手近なロッブリー観光も組み合わせることにしました。ここはモン人の旧都であり、アユタヤ時代にも対西欧外交の舞台として重要な役割を果たした都市です。
例によってバンコク在住の山仲間F女史に呼び寄せ便で航空券を手配してもらい、12月29日に成田から飛び立ってその日のうちにチェンマイへ。ひたすら寺院巡りをしてから、大晦日にバンコクに戻って21世紀をバンコクで迎え、1月2日に日帰りでロッブリーを観てから翌早朝に成田へ帰ってきました。チェンマイ観光というと山岳民族の村訪問とか、象の調教センターとか、蘭の花園とかが出てくるのが定番なのですが、こちらからガイド側へのリクエストは「とにかくhistoricな建造物を案内してほしい」。そのせいで下の行程表のように、徹底的にワット(寺院)探訪になってしまいました。とはいえ、おかげで今回の旅で、タイの歴史についてほぼ体系的に知識を得ることができました。F女史のバンコク勤務は2001年3月までの予定で、本人は1年延長を希望しているがどうなるかは3月までわかりません。仮に延長希望が通ったとしても次に東南アジアを訪れるならミャンマーと決めているので、タイ訪問はこれでいったん打止めということになるでしょう。