成田空港の「謝朋殿」でお粥の朝食をとって、タイ航空TG641便で出発。乗り込むときにスチュワーデスさんがワーイ(合掌)のポーズで「サワディー・カー」と呼び掛けてきたのにどぎまぎしながら「サワディー・クラッ」と返して、気分は早くもクルンテープ。しかし、今回の旅の目的地はさらに向こうのミャンマーです。買ったばかりのルイス・ガースナーの『巨象も踊る』を読み進め、退屈したら寝たりしているうちに、すっかりおなじみのドン・ムアン空港に到着しました。
前回ミャンマーへ行ったときはいったん入国手続をしたために入国審査官のスローな仕事ぶりにいらいらさせられましたが、今回は単なるトランジットでそうした心配もいりません。2時間あまりの退屈な乗継ぎ時間を過ごして、TG305便で飛び立ちました。これも前回は機窓からミャンマーの湿った大地の広がりを見下ろすことができたので今回もと期待していましたが、いくら南国とはいってもミャンマーも北半球の国でこの季節は日が落ちるのが早く、ヤンゴンに降り着いたときにはすっかり暗くなっていました。
入国手続をすませ、今回はまじめに200USドル相当を外貨兌換券(Foreign Exchange Certificates=FEC)に交換して待合いに進むと、いたいた!懐かしいチョチョルィンさんがにこにこして待ってくれていました。再会を喜びあってから、車でホテルへ向かう道すがらも日本語でお互いに近況報告。チョチョルィンさんはこの年の5月1日にめでたく結婚式をあげられ、その招待状は私宛にも送って下さっていたそうなのですが、郵便事情のせいかその案内状は私の手元に届かず、今回の旅の手配をお願いしたときに初めてそのことがわかって残念な思いをしていました。そのため、車中の話はもっぱらチョチョルィンさんのご主人のこと。このことについては後に触れるとして、私の旅行バッグの中には新婚夫婦へのお土産が忍ばせてあったのですが、チョチョルィンさんは旅の最後にご自宅に招いて下さるというありがたい申し出なので、お土産はそれまでとっておくことにしました。

途中でカンドーヂー湖畔のレストランに寄ってちょっとした民族舞踊や歌のショーなどを見ながら夕食をとりました。ここでチョチョルィンさんからいつものいたずらっぽい目で謎かけ。
C「私、どこか変わっているのわかりますか?」
J「えっ?どこだろう?(どぎまぎ)」
C「ふふふ。私のことをよく見てませんね」
正解は髪の長さ。前は腰までの髪だったのに、今は肩の下くらいまでに切りそろえられています。後日聞いたところでは、これは別に既婚者だからそうだというわけではなく、単に面倒だったかららしいのですが、そのことでご主人はおかんむりだったそうです(はいはい、ごちそうさま)。
その後、今宵の宿であるSofital Plaza Hotelへ。すばらしく近代的で美しいホテルのロビーでは、今回もImperial Amazing Green Travel & Toursのサイ社長のお姉さんが待っていて、「Nice to meet you, AGAIN!!」と満面の笑みで迎えてくれました。F女史が来られなくなった顛末などについてあまり得意ではない英語でひとしきり説明をした後、ツアー代金○○○USドルをFECまじりで支払いました。今回は直前まで2名分ということで手配をしてもらっていましたし、年末年始は旅行業界にとってはかきいれ時なのでやはり前回来たときの値段と比べると格段に高いのですが、仕方がありません。その分、できるだけ貪欲にあちこち見て回ろうとあらためて覚悟を決めました。