日本百名山を完登してから実行に移そうとしていたことのひとつは、北海道の山々への回帰であり、もうひとつが海外の山へのチャレンジでした。後者の第一弾として選んだのが、日本から近く、日程・コストともリーズナブルでありながら、日本にはない4,000mを超える山であるボルネオ島のキナバル山(東南アジア最高峰)。キナバル山はマレーシアのサバ州にあり、州都コタキナバルから車で2時間の公園本部(Park Headquarters:P.H.Q.)を起点として、1泊2日の行程で登ることができる、海外初見参にはかっこうの山です。そもそも東南アジア方面への旅行は、1985年のバリ島旅行以来のことだからもう13年ぶり。基本的に寒い地域(アラスカとかカナダとか)に憧れる私ですが、北の大地と異なることはもとより、アフリカ(サブサハラ)の風土とも違うこの地方独特の熱帯の雰囲気には、不思議な魅力が感じられました。
なお、今回の旅行はボルネオ旅行専門の旅行会社「ジスコ」(ボルネオ・ネイチャー事業部:東京都千代田区鍛冶町2-10-7/Tel.03-5295-1116)に手配を委託。いわゆる「主催旅行」ではないため添乗員がつくわけではなく、現地で目的に応じたガイドがつくことになります。言語は英語が基本で、日本語をいくらか解するガイドもいますが、かえって英語の方がコミュニケーションがスムーズです。

上はあらかじめジスコが送ってくれた資料(一部)。これ自体は他社に比べるととりたてて立派とは言えませんが、電話での応対などは好感がもて、現地のガイドの質もよく、満足度の高い旅となりました。ただし、P.H.Q.およびラバン・ラタで一緒になった堺の御夫婦の話によれば、大阪のジスコの担当者は心細かったとのことなので、担当者によって個人差はあるのかも知れません。