この日はクライミングつながりの台東・墨田人脈が集まって、高尾山登山。私はマイミクうっちゃまんと渋谷で待ち合わせて約束の時刻の15分前に集合場所の高尾山口に着いたのですが、hulkほかの面々はそのまた15分前に着いていたそうで、しかもhulkはスポーツタイツ姿。尋常ではない気合いの入り方だ!
やがて予定されていた参加者のほとんどが定刻に揃ったのですが、「……arikaは?」。参加予定だったarikaが来ておらず、あわてて電話しても出てきません。いまどこ?メールを送って、もう一本待とうかと言っているところへ、やっと電話がかかってきました。「どうしたの?」(口語訳「なにしとんねん!ボケ!」)と聞くと、風邪薬を飲んで寝て、いちど5時頃に目が覚めたものの、再び爆睡してしまったのだとか。風邪じゃしかたないなあ。「じゃあ、ゆっくり休んでいた方がいいね」(口語訳「そのまま一生寝とかんかい!」)とは言ったものの、それもかわいそうなので下山後の蕎麦屋で合流することにしました。そう、この山行は登頂よりも蕎麦にポイントがあるイベントなのでした。
さて、いよいよ登山開始。基本的に蕎麦とお酒にしか興味がないうっちゃまんはお気楽なケーブルカーコースを選択し、これに空手家kengoが同調しましたが、実は一行の中にはkengoの兄弟子二人と弟弟子一人が参加していて、当然彼らはストイックな山道コース。「お前、なんでケーブルカーなんだよ!」と突っ込まれていましたが、一応うっちゃまんの護衛役という大義名分が立ったようです(後日、道場で兄弟子達から本当に「突き」を入れられたかどうかは定かではありません)。

清滝駅でケーブルカーに乗る二人と分かれて、山道チームは一番南寄りの稲荷山コースに入りました。こちらは沢筋をはさんで高尾山の主稜と並行する稲荷山尾根を辿り、山頂に南から突き上げるちょっと長め(コースタイム90分)のコースです。最初のつづら折れの道で高度をぐっと上げるとすぐにお稲荷さんの出迎えを受けて、あとは歩きやすい道を徐々に高度を稼ぎながら西進すると、都心方向の展望が開けたあずま屋に着きました。ここがもう稲荷山で、ここまでコースタイムでは50分のところを30分で着いてしまいました。それというのも、先頭を行くタイツ姿のhulkががんがん飛ばすから。毎年秋の恒例となっている陣馬山から高尾山へのランで、hulkは陣馬山までの登りで飛ばし過ぎ、肝心のランは途中で力尽きるのが毎度のパターンなので、今回も「おいおい、また後でヘバるんじゃないの?」と心配しましたが、実は今日のhulkはひと味違って、このあずま屋に着いても涼しい顔。むしろ、早く先へ行きましょうよというそぶりです。そのあおりを受けたのが同行のtakiちゃんで、顔を真っ赤にしてへろへろ状態でした。

しばらく日陰で休んで、おもむろに歩行再開。ここからは緩やかで気持ちのいい尾根道が続いていて、皆も山歩きを楽しむゆとりを取り戻した様子。時折、薬王院の方からどんどんと太鼓の音が響いてくるのもアクセントになって、やがて分岐に着いたところで地図を確認すると、山頂までもう残りわずかになっていました。

高尾山頂の少し下をぐるりと回る5号線に達したところで、最後の休憩。ここから男性陣は、初めのうちこそじわじわと間合いを詰めながら山頂一番乗りを目指す神経戦を展開しましたが、そのうち階段の急勾配に負けて太腿がぱんぱんに張ってしまい、全員が戦いを放棄する羽目に……。





