第10回東京・荒川市民マラソンに参加。昨年は肉離れの後遺症と仕事の都合で参加できず、丸2年あけてのフルマラソン。したがってタイムは気にせず、とにかくゴールできればいい、というつもりで臨みました。ちなみに、今回のレースでの自分なりのスローガンは、「すべてのエイドステーションに止まれ!」(cf. 「すべての高い山に登れ!」)。
出掛けに忘れ物をして取りに戻ったりしたので、会場に着いたのはスタート時刻の10分前。受付をすませて手早く準備を進めましたが、この大会は参加者が多いのでスタート時刻を過ぎても15分くらいはゆとりがあるはず、とあせらずシューズを替え、RCチップを結び、ゼッケンをクリップして、荷物を預けてからお手洗いまで使って、のんびりとスタート地点に向かいました。さすがにこれだけのんびりしていると参加者の最後列になってしまいましたが、事前の読み通りに9時14分にスタートラインをまたいでレース開始。
今日は本当にいい天気。ただし冷たい風が北西から吹き込んでおり、往路はともかく復路はかなり苦労しそうです。もっともビスターリなペースで走る自分にはそうしたことはあまり関係なく、周囲のペースに合わせてのんびりと足を進めます。毎度おなじみコスプレは、私の周囲ではあまり見かけなかったのですが、先に折り返してきてすれ違う先行ランナーの中に先日のフロストバイトロードレースでも見かけた孤高のタイガーマスクを見かけたときはうれしかった。それにしても、タイガーマスクというキャラクターは強力です。他のコスプレだと見物客は笑うばかりで、たとえば「ガチャピンがんばれ!」(ちゃんと緑の着ぐるみにピンクと黄色の縞しまが前面にありました)とか「ケロロ軍曹ファイト!」(こちらは帽子だけでした)などとは誰も言いませんが、タイガーマスクに対しては「タイガー行け!」「タイガー頑張れ!」と完全に感情移入した声援が飛びます。この声援は明らかに、ランナーに対してではなくタイガーマスクというキャラクターに対して向けられているのであり、それだけ、このキャラが日本人の心に深く浸透しているということがわかります。したがって、いかにコスプレとは言ってもタイガーマスクを演じる者に対してはそれなりの走力が求められるということになりますが、このタイガーマスクはその期待に応えている点で立派です。
ハーフを折り返したところから、先程までの追い風が向かい風になり、スピードが上がらなくなります。トレーニング不足の太腿が張ってきたこともあってここからゴールまではたびたび歩きを交えながら行程を進め、もちろんエイドステーションにも律儀にすべて挨拶して、イヤというほどあんぱんを食べました。このあんぱん、最初のうちは4分の1くらいに切ってあったのですが、先に進むにつれて切り方が大雑把になっていって、途中から2分の1サイズ、そして最後はまるのままトレイの上に並べられるようになってしまいました。ともあれ、ラスト3kmは巡航ペースで走って無事ゴールイン。タイムは惨憺たるものですが、とにかく無事にゴールできたのだからよしとしましょう。
荷物を回収したら、蓮根駅へ。駅前の通りからわずかに入ったところにある紀の国湯は、レース参加者に配られる割引券を使うとたったの200円で入湯可能。いい湯でした。





