八王子で7時に合流。現場監督さんの車で一路二子山を目指します。国道16号と299号をつないで、二子山の登山口に着いたのは9時半頃になりました。あたりには車が何台も停められており、フリーエリアとしての二子山の人気の高さを実感しました。股峠から中央稜取付に向かう途中の祠エリアにも、既に大勢のフリークライマーが岩に取り付いていましたが、薄かぶりでどれも難しそう……。
おぼろげな記憶を頼りに中央稜取付に着いた(つもりだった)のですが、どうも地形が違うし踏み跡も上に伸びています。そこで荷物をいったん置いてさらに左上してみると、本物の取付に先行パーティーが待機中で、はるか上にもヘルメットが見えています。取付のパーティーと「こんにちわー」と挨拶をして顔を見合わせて、お互いにびっくり。そこにいたのはきむひろさんでした。もう一人はきむひろさんの友人のかっきー氏で、二人は昨日妙義山、今日は二子山と連チャンなのだそうです。現場監督さんにもこちらに移動してもらって、あらためてお互いに挨拶。まったく、山の世界は狭いというか、悪いことはできないものです。
さて、我々の方が先に準備ができてしまったので、きむひろさんたちにことわって先行させていただくこととしました。しかし、上にはさらにガイドパーティーらしき2組以上が先行しており、ポイントごとに時間待ちを余儀なくされそうな予感。以下、グレードは私の体感。
1P目(30m/IV+):現場監督さんのリード。浅い凹状の壁を直上する部分でも1カ所デッド気味となるところがあり、右上する途中で分厚いフレークを越えるところも若干緊張します。
2P目(20m/IV):先行パーティーが動き出すのをひなたぼっこしながら待ってから私のリード。手足を置く位置に頭をひねりながらフェイスを左上し、カンテを右に回り込んで上のパーティーに声を掛けたら「もう少し待っていてほしい」とのことだったので、セルフビレイをとってしばし待機。さして待たずに先行が場所をあけてくれたので再び左上。

3P目(25m/V):現場監督さんリード。クラックの下半分はレイバックで難しくありませんが、その上のかぶり気味のクラックは上から圧迫されて苦しい。現場監督さんがフリーで越えた後、セカンドの私もフリーでの突破をはかりました。しばらくじたばたして「だめだ〜」と音を上げかけたら現場監督さんから「行ける行ける!」と檄が飛び、あらためてムーヴを組み立て直したら、右手の壁のカチホールドと右足のスメアリングで身体を止めてバックアンドフットでずり上がることができて、左足をキョンで後ろ(左)壁に押しつけてさらに身体を上げてガバをつかみ解決できました。

この上のテラスでしばし休憩。日当りもいいし風もないし、おにぎりとお茶が実にうまい。ついでにかっきー氏が核心部を苦戦しながらA0で抜けるのを上からヤジ……もとい、声援を飛ばしながら観戦していましたが、先行のガイドパーティーが派手に落石を起こしてくれてこちらがあせる一幕もありました。
4P目(15m/III):私のリード。小さなハングをあえて越え、左へトラバース後に突起に立ち上がって腰ハングの乗り越し。よっこらしょと右足を上げたらなんということもなく越えられてしまい、体感III級のピッチに成り下がってしまいました。
5P目(25m/IV):現場監督さんのリード。小さなスラブ状を登って左へトラバース。フレークをつかんで身体を左に振りながら一段上がってクラック沿いに右上し、最後を左に回りこみます。

6P目(50m/III):最後は私のリード。易しいスラブをクラック沿いに登り、ランナウトしながらホールドだらけの岩壁をまっすぐ登ります。普通はその上でいったん切りますが、ロープの残りを確認してからそのままリッジをダイレクトに上まで登って、ロープ一杯のところで終了しました。




