朝からの雨模様で「これは広沢寺は無理かな」と思っていましたが、岩場に着いてみると濡れてはいても雨はあがって登れそう。というわけで、今回も屏風岩に向けて人工登攀の訓練。今回は、背中に荷を背負った状態でのアブミ操作の感覚を身に付けるとともに、本番ではよく出てくるトラバースに慣れ、最後に「まっとうな手段」では越えられない課題が出てきたときの切り抜け方を学ぶことが目的です。
貸し切り状態の岩場で、まず下段のレッジまで登ってから左へトラバースを開始します。ところが、晴れていればなんということもないスラブも雨に濡れると極めて嫌らしく、振り子トラバースの要領で肝を冷やしながらロープにぶら下がる場面も出てきました。ついでハング帯を人工登攀で越えますが、背中に荷があると次のボルトが妙に遠く感じられ、最上段の巻き込みもうまく決まりません。乗り越しのところは本来は最上段巻き込みで越えるべきところですが、結局2段目に立ち上がって解決しました(しかし、後日屏風岩を登ったときはこの「2段目に立ち上がる」場面の連続だったので、これはこれでよかったかも知れません)。続いてフェイスを右上してから広いスラブ上を右へ大トラバース。この頃になると岩も少し乾いてきてあまり緊張しなくてすみました。そして、いよいよ広沢寺名物・大ハングに挑戦か!と思ったら、残念ながら下から2本目のボルトが破損していてアウト。やむなくここから懸垂下降し、練習終了となりました。
この頃からまた雨が強く降ったりやんだりを繰り返したので退却のタイミングとしては絶好でしたが、ちょっと残念でもありました。何はともあれ、これで事前の練習は終了。あとは屏風岩東稜での本番を待つばかりです。
