フィデル
私は今 多くを思い出している

マリアの家で君と出会ったこと
革命戦争に誘われたこと
準備期間の あの緊張の日々
死んだ時は誰に連絡するかと聞かれたとき――
死の現実性を突きつけられ慄然とした
後に それは真実だと知った
真の革命であれば
勝利か死しかないのだ

私はキューバ革命で――
私に課せられた義務の一部は果たしたと思う

だから別れを告げる
同志と 君の人民に
今や私のでもある人民に

私は党指導部での地位を正式に放棄する
大臣の地位も
司令官の地位も
キューバの市民権も

今 世界の他の国々が――
私の ささやかな助力を求めている
君はキューバの責任者だからできないが
私にはできる

別れの時が来たのだ

もし私が異国の空の下で死を迎えても
最後の想いはキューバ人民に向かうだろう
とりわけ君に

別れの手紙