2008年11月
太陽
シルク・ドゥ・ソレイユの『ZED』を見ました。ご存知ない方のために説明すると、「シルク・ドゥ・ソレイユ」(フランス語で「太陽のサーカス」)は1984年にカナダ・ケベック州で生まれたサーカス団。『ZED』は今回のショウのタイトルで、過去には『サルティンバンコ』『アレグリア』『キダム』『ドラリオン』といったショウを引っさげて来日しています。今回のショウは、これまでのようなツアーではなく、常設シアター「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」でのものです。

ショウは冒頭、円形ステージのはるか上空から舞い降りてきたゼッドが、ステージ中央の穴へと背中から落下し、その途端に縦横数十メートルもある巨大なステージ全体を覆っていた薄青色の布がものすごい勢いで穴の中へ吸い込まれていくショッキングなオープニングから始まります。この場面の猛烈なスピード感、そしてあらわになったシアターの天体観測儀を模した立体的な構造の迫力に、まずは圧倒されます。その後はバトントワリング、ジャグリング、ロープや棒を使った曲芸、綱渡り、空中ブランコなどのサーカスならではの演技が続きますが、とりわけ布やロープに身体の一部を巻き付けただけで客席の頭上を自在に飛翔する女性たちの空中舞踊には息をのみます。どの演目をとっても重力を感じさせない滑らかな演技で、たとえば直立した棒を自在に登ったり腕だけで旗のように身体を横になびかせ、次の瞬間に数メートルの高さから真っ逆さまに落ちたと思ったら地上数十センチのところで棒に身体を巻き付けてぴたりと止まったりする演技などは、あまりに凄すぎて最初のうち上から吊るされているのだと思ってしまったくらい。印象的な照明・音楽・衣装・舞台機構が一体となって幻想的な世界観を創造していて、2時間ではとても足りない、もっと見続けたいと思わせました。
ところで、
彼の名は、Zed。この主人公が旅するのは、天と地のまったく異なる2つの世界。旅の途中、彼は大いなる女神、愚かな者たち、スフィンクス、サテュロスといった、色々な登場人物に出会います。彼が出会った世界とそこに息づく生命たちは、どれもバイタリティに満ち溢れ、Zedに様々なインスピレーションを与えていきます。これらの経験を通して彼自身が成長すると同時に、彼を通して天と地という異なる2つの世界がひとつに結ばれようとします。
というコンセプトがあらかじめ示されているのですが、それにしては狂言回しのゼッドと二人のクラウンの位置づけは、いまひとつ意味不明。クラウンの出番を刈り込んで全体のスピード感をもっと高めれば、さらに面白くなるでしょう。
終演後は、池袋の「海鮮山」へ。ここは先日場所がわからずに30分も環状彷徨してしまったところですが、それでは山屋の矜持が許さぬと、再訪問の機会を窺っていました。幸い今回は問題なく到達することができて溜飲を下げ、おいしい魚と日本酒に舌鼓を打ちながら、「ZED」の感想を熱く語り合いました。

[2008/11/30]
変態
DVD『King Crimson Festival 2008』を入手。収録された曲目は、以下のとおり。
- Intro
- KTU - Unknown
- Eddie Jobson - Improvisation(←Curved Airの「Metamorphosis」の間奏部)
- King Crimson Project - Thela Hun Ginjeet
- King Crimson Project - Elephant Talk
- King Crimson Project - Larks' Tongues In Aspic Part II
- King Crimson Project - Red
- Outro
2008年9月3日モスクワ、B1 Maximum Clubで行われたショウでの映像で、KTUはフィンランドのアコーディオン奏者Kimmo Pohjonen+Pat Mastelotto+もうひとりのドラマー+Trey Gunn。King Crimson ProjectはAdrian Belew、Tony Levin、Pat Mastelotto、そして驚くべきことにEddie Jobsonが参加しています。たまたま検索に引っかかってくれた京都の「Joe's Garage」というお店から購入しましたが、その紹介文によれば、
貴重なライブの模様を、おそらくスタッフが記録用に撮影したと思われるステージ真正面からのオーディエンス・ショットにて収録。ワンカメラ映像で時間も40分ほどながら、プロショット並のクオリティーでフリップを支えた敏腕メンバーたちが、卓越したプレイを披露する様を観れるゆえ、やはりファンなら要チェック。
ということで、確かに映像も音質もブートレッグの域を出ないながら、メンバーの演奏のクオリティは決して悪くなく、また客席目線の映像であるためすごい臨場感。そもそもこの『King Crimson Festival 2008』なる企画の趣旨が不明ではあり、したがってRobert Fripp抜きにKing Crimsonの名を冠していいのか?という疑問もなくはないのですが、一昨日お目にかかったばかりのTony LevinとPat Mastelotto、それにAdrian Belewがいれば看板に偽りはないと言っていいでしょうし、何と言ってもEddie Jobsonがプレイする姿を拝めるのがこのDVDの最大の売りです。惜しむらくはAdrianの正面からの撮影なのでPatやEddieがちらちらとしか写っていませんが、その分Adrianの変態ギターを存分に楽しむことができます。

かつての美青年Eddie Jobsonが長年シーンから遠ざかっていたことについて、その音楽性の変化を横において「ハゲたんじゃないか?」「太ったんだろうな。」と懸念する声は少なくなかったのですが、ご覧の通りそれは杞憂……とまでは言い切れないか。ちょっとお腹周りの肉付きが気にならないでもありませんが、ともあれ彼がステージに戻ってきてくれたのはうれしい限り。

以前にもご紹介したように、Eddie JobsonはTrey Gunnと組んでUKZというバンドを始動させようとしています。あのEddieのことだからまた企画倒れに終わるのではないか?と期待せずに見守っていましたが、このライブ映像を見て「ひょっとすると、ひょっとするかも。」と少し期待がふくらんできました。
[2008/11/29]
王線
T-WALL錦糸町で、hulk氏を中心とする向島人脈と練習。天気がよかったからか、ジムの中は空いていて、気分よく練習できました。

総勢7名のうち3名がクライミングは初めてだったので、トップロープで5.7〜5.8と9級〜8級のボルダリングとを中心に登りました。特に最後の1時間は2階のボルダーで、お手本を示すために同じ9級課題を何度もやってみせることになりましたが、少々しんどくはあったものの、指の力で耐えるのではなくきちんと重心を移動させないと初心者にはこなせない好課題でした(という意味では9級とは辛すぎるようにも思った)ので、自分の基本動作を洗練させるためにも悪くありません。皆さんもかなり楽しんだ様子で、「これはハマる!」と言ってくれました。

クライミング終了後は、hulk邸へ移動して各自調理タイム。いつもなら料理長おかぴん氏がもれなく美味なる食材つきで登場するのですが、今日はどうやらデートの日。hulk氏は「彼女とオレたちと、どっちが大事なんだ!」と怒ったらしいのですが、ま、普通は彼女をとるでしょう。そんなわけで、私も久々に特製カラフルサラダをこしらえて振る舞いました。お腹が一杯になったところで、DVD鑑賞会。私が持ってきたのは、一年前にもこのDiaryで紹介したことがある、これ。
「すげー!」「ありえねー!」と大絶賛だったのですが、このDVDの後にはなぜかプロレスのタイガーマスクの映像でさらに盛り上がったのでした……。
[2008/11/23]
麻布
高輪の東京アメリカンクラブで、麻布学園1978年卒業生の同期会。

同学年は320人くらいいますが、そのうち80人ほどが集まり、その大半が実に30年ぶりの再会。恩師の先生方にも多数お越しいただいて、たいへんな盛会となりました。私は中学・高校時代はチェス部に所属していて体育会系のメンバーとはあまり交流がなかったのですが、それでも顔を合わせてみればみな面立ちはほとんど変わっておらず、会場のあちこちでたくさんの同期生と、「久しぶり」の声と握手を交わしました。

我々の学年が麻布学園に入学した頃はちょうど学園紛争の終末期に当たっていて、入学直前にはロックアウトもあったし、中学一年生のときには体育館で糾弾集会もあったりして、なんだかよくわからないままに時代の熱気(の余韻)を感じていました。そんなときに入学した連中がおとなしく「進学校の生徒」を演じられるはずもなく、先生方に言わせればやはりずいぶんと手を焼く学年だったようです。ただし、もともと麻布というのは創設者の江原素六先生以来「自由の校風」が売りで、校則なし、他人に迷惑をかけない限り何をしてもいい、というのが不文律。強いて言うと「校内麻雀、授業中の出前注文、鉄下駄」が禁止事項とされる程度(Wikipedia参照)。そんなわけで、たとえば演劇をやるものは高校生なのに舞台上で「役柄上の必要性」からタバコを喫うし、飲酒についても先生に対して「どうして酒を飲んではいけないんですか?」と正面から議論をふっかけます。受けて立つ先生方もしたたかで、「法律で禁止されているからだ。」などと野暮な答は返さず、「頭が悪くなるからに決まってるだろ!」とつっぱねたそうです(そういえば私も、たしか高校二年生の修学旅行先の金沢で夜に悪友たちと宿を抜け出し、香林坊の寿司屋の二階に上がって甘エビを肴に銚子を傾けた記憶があります
)。そして、そんな中にも正義派の生徒が一人や二人はいて、悪童たちも正義派には必ず一目置くというのも麻布学園の良き伝統、と現校長先生がスピーチで語っておられました。

そんなエピソードが次々に披露される賑やかな会も、実は同学年のうちすでに鬼籍に入っている6人に対して黙祷を捧げるところから始まりました。会場の一角に貼られた懐かしいクラス写真の下には、先に逝ってしまった彼らの顔写真が卒業アルバムから抜粋されていましたが、とりわけ親友だったS君の顔をその中に見つけて、しばし立ち尽くしてしまいました。彼とは高校3年間を通じて非常に仲がよく、帰宅の方向が同じだったこともあって常に行動を共にしていました。卒業後もときどき飲みに行ったり、U.K.のライブを聴きに一緒に中野サンプラザに行ったり、ガールフレンドを紹介しあったりと縁が切れることはなかったのですが、東京銀行に勤めて数年後、新婚のお嫁さんをつれてスペインに赴任して間もなく、医療ミスが原因であっけなく亡くなってしまいました。そんな彼が卒業アルバムに残していた言葉は、6年間の麻布生活で影のうすかったぼくにとって、アルバムを見てぼくのことを思い出してくれる人がいるだけで幸い
。
……あんなに仲良くしてくれていたS君、まだ20代だったのに異国で無念の最期を遂げたきみのことをまるで思い返しもせずに、能天気に日々を過ごしてきた自分のことを、どうか許してほしい。

最後はちょっとしんみりしてしまったけれど、とても楽しい会でした。先生方、幹事団の皆さん、どうもありがとうございました。また会いましょう!
[2008/11/22]
凛然
凛として澄み切った空気の向こうから、雪が呼んでいます。
←click!!
冬山シーズン、間もなく……。
[2008/11/21]
誤解
「日本語の乱れ」があちこちで言われます。言葉は世につれ、と考えれば「乱れ」と決めつけられないことが多いのでしょうが、自分がスタンダードだと思っている言葉の使い方と異なる用法に出会うと、やはり違和感を拭えません。たとえば……。
- - 「結果、」
- なにかの説明のあとに、「そのため、」または「したがって、」といったニュアンスで使われることが増えているこの「結果、」。ちょっと前までは「その結果、」というのが普通だったと思いますが、「結果、」とぶっきらぼうに略されると、たいへん高飛車な物言いのように感じます。
- - 「用意がある」
- これは、乱れというよりは言い回し。「Microsoftの提案も検討する用意がある」とYahoo!が言うとき、一種思わせぶりな、決定権を自分に留保するような優越意識が感じられます。実際にはそんな余裕のある立場ではないはずなのに(それはこの場合に限っての話か)。
- - 「感謝したい」
- 「ファンに感謝したい」「ユーザーに感謝したい」「支援者に感謝したい」……いろいろな場面でこの「感謝したい」が使われるようになっていますが、どうしてストレートに「感謝しています」と言えないのでしょうか?「感謝したい」では、感謝の念は(少なくとも私には)まるで伝わってこないのですが。
そして、極めつけはこれ。
- - 「誤解を与えた」
-
ある大臣が、脳出血を起こした妊婦が病院に受け入れられず死亡した問題に関して「何よりもやっぱり医者のモラルの問題だ。(医療界に)入った以上は忙しいだの人が足りないだのは言い訳に過ぎない」と発言し、全国医師連盟や日本医師会の抗議を受けて「医療に携わる皆様に誤解を与えたことをおわび申し上げ、発言を撤回します」とのコメントを出しました。大臣の発言の当否(私自身は賛同できません)もさることながら、自分の発言を撤回する際に使った「誤解を与えた」とは、どういう意味でしょう?医療関係者の方が誤解した、と言っているのなら、大臣は本当は「モラルの問題ではない」と考えているのに「モラルの問題だ」と誤って受け止められたということなのでしょうか?明確に「モラルの問題だ」と発言している以上、誤解も六回もないのではないでしょうか。この釈明の仕方は、潔くありません。はっきり言えば、卑怯です。本当に「おわび」するつもりがあるのなら「誤解を与えた」ことを詫びるのではなく、「自分の不見識によって医療関係者を傷つけた」ことを詫びる、と言うべきでしょう。
日本語は、丁寧に使いましょう。
[2008/11/20]
登頂
このDiaryではあまり時事ネタは採り上げない私ですが、このニュースばかりは反応しないわけにはいきません。
ガチャピンがヒマラヤ山脈の登頂に成功
国民的キャラクター・ガチャピンが17日(月)、“世界の屋根”といわれるヒマラヤ山脈の5520メートルの山「ヤラピーク」の登頂に見事成功した。ガチャピン一行は、自然保護の大切さを訴えるため、頂上で「LOVE NATURE」のメッセージを送った。
←click!!
ガチャピンと言えばこれまでにも様々なスポーツにチャレンジしてきたことで有名で、三ツ峠でのフリークライミングなどは手に汗握る緊迫感だし、他にもスキューバダイビングやモトクロス、スノーボード等々30種目ものスポーツをこなすということです。
ともあれ、5,000m級の山に5歳の(恐竜の)子供が登頂したというのは、まさに快挙というほかはないでしょう。なんとなく何かが違うような気がしないでもありませんが、とりあえずここは素直に脱帽しておきます。なお、
今回のヒマラヤ山脈登頂の模様は、12月22日(月)に『Beポンキッキ』(BSフジ)にて放送予定。
とのこと。これは、ぜひ見てみたい!
[2008/11/18]
神話
岡本太郎の壁画「明日の神話」が、渋谷マークシティの井の頭線方面連絡通路に面した壁に設置され、今日、公開されました。
←カーソルを重ねると公開前の様子。
この壁画は長さ30メートル、高さ5.5メートル。メキシコシティに建築中のホテルから依頼されて1960年代に制作されたものの、依頼者の経営状況の悪化からホテルの建設はストップし、壁画も行方がわからなくなっていましたが、2003年に奇跡的に発見され日本に移されて修復後、東京都現代美術館で公開されていたもの。その後、恒久設置場所として吹田市、広島市との誘致合戦に勝った渋谷区が、8月からこの場所に設置工事を進めていたものです。

やはりでかい。そして、やはり岡本太郎以外の何ものでもないエネルギッシュな壁画です。

壁画を正面から眺められる銀座線に通じるスロープに足を止めて写真を撮る人が、後を絶ちません。

ふと見ると、警備員さんを見下ろすような小さな生き物(?)が、なんだかかわいい。

正直言って、渋谷駅構内を歩いていてたまたまこの壁画を見上げた子供たちが夜中にうなされることになりはしないかと心配になるような、おどろおどろしいというか、まがまがしいというか、とにかくインパクトの強い絵ではあるのだけれど、考えてみれば、私もこれから毎日会社からの帰りにこの壁画を見上げることになるわけです。
いきなり今夜からうなされなければよいのですが……
[2008/11/17]
貝尽
今日はクライミング仲間Y女史と、恵比寿のJ&Sでセッション。9月頃にはぐんぐん腕をあげて背後に迫っていたY女史ですが、10月は旅行やら仕事やらで忙しかったためにボルダリングは久しぶり。といいつつ、前々から狙っていた4番(J&Sグレード。普通のジムの6級に相当)にいきなり挑むというチャレンジ精神を発揮したのですが……。
私のお手本。ちょっと甘い右手のガストンで堪えて左をとりにいくところが一応核心。
何度もトライしては跳ね返されるY女史。ま、要修行ですな
3時間ほどの練習を終えて、もはやエビ練の後の定番となった感のある渋谷の「第三福ちゃん」に転進。牡蠣大好きのY女史のために二人前の牡蠣、それに貝盛り(平貝・赤貝・青柳)、ホタテの串揚げとワカサギの南蛮漬け、締めはサザエ飯と、ほぼ貝尽くし。いずれもおいしかったのですが、とりわけサザエ飯は絶品でした。
ところでY女史はくだんの4番が登れなかったのがよほど悔しかったらしく、「コソ練してでも登る!」と宣言していましたが、どうも本音はその後の「第三福ちゃん」に力点があるような気がしてなりません。なにしろ「この店、女性一人で入ったらまずいですか?」と聞いてきたくらいですから。
[2008/11/15]
文系
大学の洋弓部の同期で、先年トルコに赴任していたミヤダイが帰国したので、本当に久々の同期会。場所は田町から徒歩わずかの「アルモニコ」というイタリアンのお店。

主賓のミヤダイは髪がすっかり白く、かつ若干薄くなっていましたが、その点を除けば全員、見た目も語り口も性格もまったく変わっていません。この4人はみな18歳で大学に入ってそこから4年間を同じ釜の飯で過ごした仲ですが、それから30年たっても同期は同期ということですね。同時にうれしくもあり感心もしたのは、それぞれの仕事で培ったグローバルな感覚が会話の主軸を占めたこと。ミヤダイは超大手自動車企業でベルギー、米国、トルコと国際畑を回っていますし、あとの二人もエネルギー企業と重電メーカーに勤務する立場からヨーロッパを中心とする各種国際規格の動向に見識を有していました。

とは言いながら、ドイツを巡るある会話の中でミヤダイの説明に私が思わず「それって昔々の『3B政策』と同じじゃないの?」と高校時代の世界史の知識を引っ張りだしてツッコミを入れたら、鋭く反応したのはやはり同じ法学部出身のミヤダイ。「?」という顔をした残りの二人は工学部卒。三つ子の魂百まで、文系・理系それぞれの魂五十まで、ということかな(数え年で、だけど)。
[2008/11/10]
海鮮
11/06は久々のmixiオフ会。発起人はえみ丸さん、集まったのはkuroさん、MINMINさん、常吉さん、そして私。行き先は池袋の「海鮮山」。集合時刻は18時半で、仕事の都合で「若干」遅れた私は地図にアクセスした状態のケータイを片手に池袋駅を出たのですが……ここであろうことか約30分間のリングワンデリング。なんでや!地図読みは慣れているはずなのですが、太陽が出ていない(ので方角がわからない
)のが誤算でした。アホですね。
なんとかかんとかお店に辿り着いたところ、皆さんお造りを残して待っていて下さいました。申し訳ありませんでした。
←待っていて下さった方々。
ここでMINMINさんとは初対面の挨拶。ブログでの切れ味鋭い文章からイメージできるとおりのしゃきしゃきっとした方で、アルコールは一切飲まないのにテンションは一級品。あとの三人とは旧知の仲で、これまた旧知のとおりのハイテンションで最初からぶっ飛ばします。そのテンションをいやが上にも高めたのは、常吉さんがセレクトして下さったこのお店のお酒と魚料理。本当においしかった!
←でも箸より先にカメラが伸びる。
日本酒は、九平次(愛知)、龍勢(広島)、山吹極(山形)など数種をいただきましたが、お店の方が「このお酒はぬる燗が」などとアドバイスしながら勧めてくれます。もっと味わって飲んでもよかったのですが、なにしろこの熱気ですから。
←あな、うらやまし。
MINMINさんとはスキー話で盛り上がり、えみ丸さんにはスキンシップを迫り、とさんざん女性陣にちょっかいを出した末にいつの間にかダウンした常吉さんには、当然ながらえみ丸さんの愛の鉄拳が飛ぶ
←暴力はいけません、暴力は。
なーんて冷静を装っていますが、実は私もいい気分になり、何をしゃべったのか、いつお店を出たのかなど、ところどころ記憶が飛んでいます。とにかく覚えているのは、ひたすら楽しかったこと。自転車やれ!と全員に迫られたこと。
←チャリ軍団の洗脳を受ける私。
なお、えみ丸さんから誕生日祝いとしてDrySackをいただきました。これはgood!ありがとうございました。今後、沢登りなどで活用させていただきます。
[2008/11/06]
養生
この連休は現場監督さん及びSakurai師と小川山に行くつもりだったのですが、2週間前のボルダリング練習中に深キョン(深田恭子さんではありません。深いドロップニーのこと)で膝の靭帯をいためてしまい、その足でハーフマラソンを走ったものだから膝の痛みがとれなくなってしまいました。ぎりぎりまで足の回復を待ったのですが、金曜日の時点で小川山行きは断念。現場監督さんにその旨を連絡すると、現場監督さんからは「しっかり養生を」とのメッセージとともに、
S師が暴走しないよう?!手綱を引き締めて臨みたいと思います
との返事がありました。む、これは
S師が高難度オンサイトを達成しそうになったら下からロープを引いて阻止します
という意味かな?と一瞬思いましたが、さすがにそこはクライマー同士、そういう野暮なことはしません。
ともあれ一人寂しく東京でお留守番の私の三連休、快晴の初日は「Heaven Site」に「記録整理中」となっていた記録3本を一気にアップしてから、下の記事で紹介したとおりのバースデーディナー。これまた快晴の二日目は、冬用のズボン、シャツ、タウンシューズなど普段着のお買い物をしてから川崎市の実家に顔を出し、父親と囲碁を三番打って一勝二敗、テレビで石川遼くんと深堀圭一郎の「これぞプロ!」というすごいゴルフを見てから、熱燗をいただきつつ野菜・魚介たっぷりの水炊き三昧(食べて飲んでばかり……)。
そして最終日の今日は、目白のカラファテに行ってアルパイン用にとスポルティバのバラクーダを購入しました。

先日の衝立岩での反省を踏まえて、レースアップで長時間使えるシューズが欲しいと情報収集してみたところ、各方面の推薦は
- ド定番の5.10のスパイアー
- リーズナブルなお値段のイボルブのポンタスレース
- 癖がないのに場面を選ばないスポルティバのバラクーダ
の三つに絞られ、あれこれ考えた末にバラクーダにした次第。写真のとおり、非対称レースアップシステムのくねっと曲がった外見がちょっと異様ですが、実際に履いてみるとダウントゥ、ターンインともほとんどない素直な形状が足入れのよさを保証し、幅広の私の足にもよくなじみます。ランニング用のソックスを履いた状態で軽い締め付けを感じましたが、多少なりとも伸びてくれればいい感じになるでしょう。
ついでにソールがややはがれかけているナイキ・エアシンダーコーンの修理ができるかスタッフに聞いてみたところ、なぜか横から口を出してきたのがあのジャック中根氏。そういうのはサービスとしてもやっていないし、ゴム用接着剤を買ってきて自分で直すのが山屋の常識!と教育的指導を受けてしまいました
這々の体でカラファテを後にし、恵比寿のJ&Sで早速おニューのバラクーダの試し履き。これは凄い!いままで離陸すらできなかった○級やら◎級やらが、嘘のようにスイスイと!

……なんてことがあるはずはなく、登れる課題はフツーに登れるし、登れない課題はやっぱり登れません。しかし、カラファテで感じたとおりいい具合に足にフィットしていたのがグー(X-RAYなんか、買って半年は痛くて泣きながら履いていたことを思えば雲泥の差)。編目状のトゥラバーはジャミングやトゥフックによく効くそうですが、それを実感できる課題が恵比寿にはないので未体験。そのかわり、かかとの形状がよくてヒールフックがかかりやすいことを確認できたのは収穫。まぁ、アルパインでヒールフックを使う場面は滅多にないでしょうけど……。あとは、唯一気になるビブラムXS-Gripソールのフリクション性能が、今まで使ってきた5.10 X-RAYのステルスC4にどこまで迫ってくれるか。これは広沢寺あたりで一度試してみようかな。ともあれ、こいつが本チャンデビューを迎えるのは来年の夏になるでしょうが、それまで折に触れて履き、しっかりと馴染ませることにしましょう。
[2008/11/03]
仏接
昨夜は、マイミクうっちゃまん&arikaのお招きで、10日遅れの誕生日祝いのディナー。今年のお店は、私のリクエストで赤坂見附の「ストックホルム」。私はここのスモーガスボードが大好きで、アクアビットやワインとともにニシン料理やらミートボールやらチーズやらを、それこそたらふくいただきました。当然、美女お二人も何度も席とスモーガスボードを往復し、最後は満腹になって食べ疲れた模様。でも、会話も楽しく弾みました。
ところで、実は前日にうっちゃまんから
誕生日プレゼントは次の三つではどれがご所望ですか?長袖Tシャツ、マフラー、あけてのお楽しみ
。さぁどれ?
と問い合わせを受けていて、私としては
『あけてのお楽しみ』で、実は中にラップにくるまれたarikaが入っており、それを見た私がうっちゃまんに『越後屋、お主もワルよのう。ぐふふ。』とほくそ笑む
というシチュエーションがいい、と返答したのですが、そういう古典的なオヤジオーダーは残念ながら(?)却下。で、結局お二人からいただいたのはFRENCH CONNECTIONの長袖Tシャツでした。Beautiful!! ありがとうございました。

……だけど、fcukのブランドイメージは30代前半までがターゲットのはず。これでぐっと若返れという意味なのかな?
[2008/11/02]