2003年03月

夜桜

渋谷・道玄坂のマークシティ出口の桜が、ほぼ満開を迎えました。

夜桜

毎度のことながら、年度末最後の週末は会社に詰めっぱなし(もちろん自宅からでも会社にアクセスできるのですが、家の中には楽器やらCDやら本やらと誘惑が多すぎて仕事になりません)。土曜日の帰宅途中に、マークシティを抜けたところでパチリと撮ったのがこの1枚ですが、夜の撮影は難しいもの。本物はこの100倍もきれいなのですが……。ともあれ、思わぬ夜桜見物に気をよくして、帰ってから夜間ラン10キロを気分よく走りました。

[2003/03/30]

景品

とうとう戦争が始まってしまいました。

TVなどで報じられるミサイル攻撃などのような物理的破壊手段とは別に、12年前の湾岸戦争のときに確立したとされるサイバーアタック技術(例えば攻撃機の飛行時刻に起動して防空システムをダウンさせる時限ウイルスなど)が、さらにエレガントになって今回もさまざまに駆使されていることは間違いないでしょうし、これにいろいろな立場のクラッカーが横合いから参戦してバトルロイヤル状態になることも予想されます。すでに米国防総省のWindowsサーバがクラッカーのアタックを受けたほか、複数の米軍関係サイトが改竄被害を受けていると報じられていますが、この報道の中で、米陸軍はサーバをMacintoshに移行しており、そのため今回の(新たに発見された)Windowsサーバの脆弱性の影響はこうむらなかった可能性が高いとの記事を読んで、妙にうれしくなってしまいました。もっとも、どちらにせよ基幹系システムにつながっているはずはないのですが……。

とはいえ、現に人が死んでいっていることがらをネタにするのは不適切なので、話題を身近なところに転じます。

クラッカーの手法でもっとも基本的なもののひとつに「ソーシャルエンジニアリング」があります。ネットワークシステムへの不正侵入を達成するために必要なIDやパスワードを、人的 / 物理的手段によって獲得する行為を指す用語で、社員になりすましてシステム管理者に「IDを忘れてしまったので再発行して欲しい」などという例が教科書に載っていたりしますが、廃棄された紙ゴミから重要情報を入手するというのも立派なソーシャルエンジニアリング。そういった点で怖いなと思うのが、昨年後半あたりから話題になってきたヤミ金による「押し貸し」。無理やり物を売り付けるのは「押し売り」ですが、こちらは勝手に金を振り込んだ上で、法外な利息付きで取り立てようとするものです。頼んで借りたものではないのですから返す必要はないはず(注)……ではあるものの、縁あって(←仕事)私も昨年末にヤミ金業者からの取り立て電話を何件か受けたことがありますが、彼らの言葉の暴力の威力はすさまじいもので、こちらに法的な裏付け知識と度胸が備わっていないと対抗するのは難しいものがあります。ターゲットとなるのは主に多重債務者の口座リストなどが中心ですが、自分の個人情報がどこでどのように漏洩しているかわかりませんし、特にカード番号や口座番号が載った金融機関からの通知書をそのままゴミとして捨てるのは危険。

などと思っていたところへ、普段使っているクレジットカードの使用ポイントが1000ポイントになったとの知らせが来たので景品リストを眺めたところ、家庭用シュレッダーがそこに含まれていたので早速ゲット。スイッチを入れるとガーガーと音がうるさいのが気にはなるものの、色はスケルトン・ブルーでボンダイiMacとの相性もよく、これから大いに働いてもらうつもりです。

シュレッダー

(注)勝手に振り込んで貸し付ける行為は書面不交付で貸金業規制法違反、法外な利息には出資法の規制があり、その請求行為は態様によって恐喝未遂。振り込まれた元本も不法原因給付で返す必要はありません。

[2003/03/22]

交信

2月26日、「惑星探査機『パイオニア10号』との交信、途絶える」とのニュースを見ました。

パイオニア10号は1972年3月に打ち上げられ、翌年木星に接近して木星表面の詳細な画像を撮影し、その後1983年に初めて冥王星の外に出た探査衛星となりました。天文学者の故カール・セーガン博士らの考案で、ETへのメッセージとして、人間の男女の姿などを示す図柄の金属板が搭載されていたことでも知られています。

1972年というとYesの最高傑作『Close To The Edge』がリリースされた年。木星接近の1973年にはKing Crimsonの『Larks' Tongues In Aspic』。1983年は……Phil Collinsが能天気に「That's All〜!」と歌っていた頃か。その後もYesはメンバーチェンジを繰り返し、King Crimsonは4人→6人→4人と伸縮し、Phil Collinsの頭髪はどんどん後退し、そしてパイオニアははるかに遠ざかりながらも今まで地球との間に電波の糸を紡ぎ続けていたわけです。

パイオニア10号は、もはや電波も届かない極寒の宇宙の中で、まだ太陽の光を見ることができているのでしょうか?

そういえば先日、知人のホームページの掲示板で、アポロ11号の宇宙飛行士は本当に月に行ったのか、という話題が盛り上がったことがあり、このあたりの話をあちこち調べているうちに、宇宙飛行関係でいろいろ面白い記述を目にすることができました。たとえば、ガガーリンの人類最初の宇宙飛行時の有名な言葉地球は青かったに続きがあったこと。それは、天には神はいなかった。あたりを一所懸命ぐるぐる見まわしてみたが、やはり神は見当たらなかった。これは立花隆の『宇宙からの帰還』にも紹介されている有名な(ソ連の飛行士だからこその)エピソードだったようです。そしてもうひとつ、ぐっと詰まらされたのは、某サイトで見かけたベトナム出征兵士の手記の言葉。

多くの兵士がよその国のために泥まみれになっているとき、アメリカは月面の二人だけを見ていた。

パイオニア10号と地球との最後の交信は1月22日。しかし交信が途絶えた後も、パイオニア10号は地球から約68光年離れた牡牛座の赤色巨星アルデバランの方向に、200万年の旅を飛び続けるのだそうです。

[2003/03/01]

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